欧州改正電池規制の除外用途



新電池指令(Directive 2006/66/EC)の改正内容

EU新電池指令とは、Directive 2006/66/ECのことを指しています。
この新電池指令の改正案が欧州議会で採択され、2013年10月10日、プレスリリースで公表されました。
欧州議会の採択内容はこちらから確認できます。

 

 

現行指令(Directive 2006/66/EC)の概要と改定内容の概要

欧州議会で採択は行われましたが、改正新電池指令としては未公布なので、欧州議会で採択された改正案の内容で比較します。

 

新電池指令(Directive 2006/66/EC)の概要(発効済、現行指令)

販売禁止になっている電池の種類・含有濃度(閾値)
(1)水銀

電池の重量に対する濃度が0.0005%(5ppm)を超える水銀を含有している電池
(ただし、電池の重量に対する濃度が2%以下の水銀を含有しているボタン形電池は適用除外)

 

(2)カドミウム

電池の重量に対する濃度が0.002%(20ppm)を超えるカドミウムを含有している携帯形電池
(ただし、緊急照明を含む緊急警報システム、医療機器、コードレス電動工具の用途で使われる電池、産業用電池は適用除外)
※産業用電池の例:病院や空港で使われている緊急用・バックアップ用の電池、列車や航空機で使われている電池など

 

 

改正内容(欧州議会採択案)の概要

(1)水銀

電池の重量に対する濃度が2%以下の水銀を含有しているボタン形電池に関する適用除外の有効期限を改正指令施行から21ヵ月後までとする。
→有効期限は2015年半ば過ぎ(夏or秋頃)になりそうです。

 

(2)カドミウム

コードレス電動工具の用途で使われるポータブル電池に関する適用除外の有効期限を2016年12月31日までとする。

 

水銀、カドミウムの適用除外の有効期限後の規制濃度は、現行指令と同じく

  • 水銀:0.0005%(5ppm)
  • カドミウム:0.002%(20ppm)

になります。

 

※水銀条約では水銀含有量2%未満のボタン型亜鉛酸化銀電池及び水銀含有量2%未満のボタン型空気亜鉛電池を除く電池の水銀の含有禁止年(規制開始)が2020年で決まったため、もしかしたら、改正案の修正があるかもしれません。

 

その他、電池が簡単に取り外しできるよう設計する点などが修正されています。